10月21日(日)雪囲い作業中で忙しかったが、横手マンドリンクラブの定期演奏会に行って来た。今年は選曲がすばらしく、大勢で弾くマンドリン・オーケストラの良さを十二分に発揮した音色であった。

第1部では童謡集(中川信良)が印象に残った。編曲のすばらしさが演奏にも表れていた。第2部はギターデュオで、知り合いのF氏・O氏二人の合奏であった。二曲目の「カヴァティーナ」がきれいであった。私をマンドリンクラブに誘ってくれたO先輩はどのギターを使ったのかなと考えながら、今度会った時に聞こうと思った。その後、大学生のソロがとても見事であった。マンドリンのソロは難しそうだと思ったが、熱のこもったみごとな演奏であった。そして、第3部。特に第3部の終わりの2曲が非常に良かった。それは、次の2曲である。

カバレリア・ルスチカーナ間奏曲(P.Mascagni)

「ファンタジア九州」より(藤掛廣幸)

オーケストラの響きを存分に聞かせてくれた。編成を見てみよう。1stマンドリン6名、2ndマンドリン6名、マンドラ・テナー5名、マンドロン・チェロ3名、ギター5名、コントラバス2名、パーカッション3名、客演フルート1名の総勢31名である。高音・中低音・低音と音の層が厚いのである。正にクラシック・コンサートといった趣で演奏に聞き惚れてしまった。やはり音楽は生演奏に限ると思った。秋の午後、日暮れは早く、帰りは出羽丘陵に沈む夕日を追いかけるようにして帰宅したのであった。

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