ネコババの由来はご存じの方が多いことだろう。釈迦に説法になるが、「猫が糞をすると、土の中に隠す」ことから、金品を我が物にして隠すことを「猫糞(ねこばば)」という。糞のことを「ばば」とも言う。私の地方では子どもの頃使っていた言葉である。何よりも成語として存在するのだから間違いない。

ところが、最近の猫は隠さないのである。我が家の西にある芝生の上に、きまって糞をしていくのだ。それも臭いことこの上ない。毎回始末するのはいい加減嫌になってくる。以前はよく糞尿をすると後ろ足で土をかけては、匂いを嗅いで、また土をかけるといった行動を目にしていた。自分が飼っていた猫はいつもそうしていた。50年も前のことなので、猫の生態も変わってしまったのだろうか。猫糞は死語になってしまったと嘆きながら、糞の片づけをしている……。なお、臭ってきそうなので画像は載せないことにした。あたりまえだよなあ。

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