方言とは全く関係ないが、文字だけだと寂しくて掲載。 毎年、初夏になると庭に咲く。心惹かれる姿だが、名前を知らない。どなたかご教示ください。 / その後、ありがたいコメントが届いて、「オオアマナ」という花だとわかりました。ありがとうございます。

   チョスナ

昭和59年4月、数年にわたる県外と県北での勤務を終え、故郷へ赴任した。そこで与えられた机に座っていると、壁に小さな張り紙がしてある。古ぼけた電気のスイッチがあり、その下に「チョスナ」と書いてあるのだ。ずいぶん以前からあったもののようで、紙は煤けている。何のことだろうと訝しんでいたが、はたと気づいて吹き出しそうになった。何のことはない、秋田弁だったのである。「触るな」「触れるな」という意味である。なんともユーモアに長けた人物の仕業に違いない。実に人間的な温かい職場であったことを思い出す。

  ほえどっこ

東北各地で「ものもらい」のことを「ほえと・ほいと」などというそうだ。大仙市角間川の人がネットで「役に立たない秋田弁講座」というのをやっていて、そこでも面白おかしく語られていた。しかし、それを聞いていて、突っ込みが足りないなと思ってしまったので、ここに書く。

「ほえと・ほいと」は、乞食のことである。家々を回ってお米や金銭の施しを受けて(物をもらって)暮らしている人のことである。昔は修行僧などもずいぶん食料の施しを受けて各地を歩いていたそうだ。だからこそ「ものもらい ⇒ほえと」などと呼ぶのである。秋田ではいろいろなものに「~こ」をつけるから「ほえどっこ」となる。

「方言あれこれ (1)」への2件のフィードバック

    1. 佐々木純弘 様
      自己満足で続けているブログにコメントをいただき、誠にありがとうございます。オオアマナ、覚えておきます。ところで、同期の会、名前は忘れましたが、「里乃や」で11月末に開いている会ですが、今年はどうしたもんでしょうね。係が自分なのかどうかもはっきりしませんが、わかったら教えてください。

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