横手ではキャベツのことを「たまな」と言う。近年は使う人が少なくなったのだが…。 牧野富太郎博士の原色植物図鑑を知っているだろうか。理科の先生にはもちろん釈迦に説法だが、牧野博士は植物学の大家である。彼のカラー版原色図鑑は数万円もする高額のため買えないが、どこの学校にも置いてある。その中に、「玉菜」は見出しとして堂々と載っている。補足説明の所に「キャベツともいう」と書かれている。だから、「たまな」をもっと自信をもって使いたいものだ。方言だと思っていた私は、このことを広めようとしているが無駄なようだ。(雪中保存の玉菜を掘りに行って、思い出したつぶやきである。)