うぐいすの声を励みに山を行く
7月初めに載せた「俳句 そのⅡ」の続きである。五月に初めて入選したことから、調子に乗って7/9に2回目の投稿をした(6句)。2か月にもなるので掲載されるのは完全に諦めていた今日、入選の最初に名前があった。驚きである。毎回のように名前が載っている人たちは、いったいどれくらいの頻度で投稿しているのであろうか。大した熱心さである。自分も見習わなければとは思うが、なかなかそればかりをして生きてはいられない。あれやこれやと雑用も多いのである。妻に報告したら、言われてしまった。「俳句欄のトップに載らないと、たいしたことないよ。」遠慮ということを知らない女である。トップとは、「秀逸」1句。最優秀賞なのだ。その次に「佳作」が1句ある。そして入選9句と続く。悔しいわけでもなかったが、今月も投稿をはがき2枚(6句)にして投函した。まぐれに載ったとしても、また2か月後の11月だろうか。のん気にやろうではないか。以下、投稿作品。
※ 秋の母終えし夕餉を妻に乞ふ (認知症よりもボケのほうが分かりやすいと思う。)
※ 孫帰る見送る空に蝉の声
※ 鯉釣りの竿に休みし赤蜻蛉
※ 熊食べし山梨の枝は細かりし (昔、山内の山で見た光景は忘れられない。)
※ 遅咲きのサギソウ二輪光りけり
※ 種植えし柿五つ生りそとなでる
(昔いただいた富有柿があまりに立派で、おいしくて、種を取っておいた。翌春、鉢植えにしてみたら運よく芽を出した(実生)。数年そのまま鉢で育てていたが、家の新築を機に地植えをした。すると6年目に実をつけたのである。鉢植え時代を含めて「柿八年」なのだろうか。)