積雪が例年の1.5倍だったという冬もようやく終わりを告げ、我が家の庭の雪も4月17日にやっと消えた。山のようになった雪を毎日のようにスコップで割り、散らばらせてこうなのだから、何もせずにいたら5月になっていたことだろう。今日は天気に恵まれて冬囲いの木材やパイプなどの片づけを終えたところである。

鉢植えを棚に並べて水をたっぷりとやり、春の目覚めを促した。数日したら、ついに開花を始めた。最初がミスミソウであった。別名「雪割草」というだけあって、鉢の上の雪がなくなると蕾が活発に活動しているようで期待に応えて咲いてくれた。

ミスミソウ

花の色は三色くらいあり、変化が楽しめる。

ミスミソウ……1cmくらいの小さな花だが、接写するとなかなかどうして魅力あふれる花である。 次に咲き始めたのは、地植えしていたショウジョウバカマだ。地植えも鉢植えも元気いっぱいで、よく株が増える。山野草らしい清楚な趣が気に入っている。

ショウジョウバカマ……けなげで明るい花である。

そして、次はフクジュソウである。約40年前にいただいた思い出の花だ。半日陰の森の中で木漏れ日を受けながら咲く群落は見事だが、今回は鉢植えの花で我慢してもらいたい。根には毒があるそうだが、鑑賞するだけならこれほど豪華な山野草はないと思わせるほどだ。この後、カタクリなど続々と開花するであろう。なんともよい季節の到来である。

フクジュソウ……高貴な美人である。

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