ついこの間までは誰も見向きもしなかった所が、2、3年前から人気の場所になった所がすぐ近くにある。し尿処理場のところに植えられたイチョウ並木である。(今年の5月にも並木については紹介済み)建設当時は、増田から横手の市街地にわたる広範囲のし尿を処理するということであった。しかし、あろうことか、処理場ができるというのに地元の我々のトイレは水洗にならないのであった。いくらわめいても負け犬の遠吠え、あきらめるしかなかった。数年して市から補助が出るという情報を得て、簡易浄化槽を設置して水洗トイレに変えた。補助金が出るとはいえ、かなりの出費であった。30年近い昔のことである。そんな状態なので、毎日見ている私には特別に注目する所ではなかった。
ところが、近年、あちこちから訪れる人が増え、休みの日などは車列が長く続くといった状態である。確かに並木そのものはなかなか見られないほどの景観である。以前撮った写真があるので、紹介しよう。残念ながら定点撮影とはいかなかったが、新緑の頃と、黄葉の頃を見比べていただきたい。口コミで広がり、今では横手の観光スポットみたいである。