「蕾と花と実と」
万緑叢中紅一点……一面の緑の中にぽつんと一輪、赤い花が咲いている。あたかも多くの男性の中にひときわ目立つ麗しい女性が混じっている。そんな光景を表す言葉であろう。毎年暑くなる今頃になると、ザクロの花が咲き始める。どこの家でも見られるかというと、なかなか見かけないどちらかというと珍しい花である。近くの家の庭先に咲いているのを見つけて、さっそく撮らせてもらうことにした。撮影の許可をもらいに行くと、「あれ、もう咲いていたかね。」と、住人はいたって呑気なものであった。






花が終わると、果実になる。そんな当たり前のことが容易に想像できるザクロの蕾である。右上の花が終わった状態を見てほしい。もうすでに秋の日のつやつやとした実を準備しているではないか。全く別の場所・時間に撮ったザクロの実(左下)をご覧いただきたい。蕾と花と実と……おもしろいものだ。

